- 退職代行って失敗するのかな?
- 失敗しないなら退職代行を使いたい
- 退職代行で失敗しない方法を知りたい
こんなお悩みにお答えします。
- 退職代行でよくある失敗13選
- 失敗の口コミを業者の実名アリで公開
- 退職代行で失敗しない方法
実は「退職代行を使ったら、失敗するんじゃないか?」なんて不安な人は多いです。
実際に筆者も退職代行を使いましたが、失敗するのが怖くて、1週間くらい「退職代行 失敗」なんて調べまくっていました。
この記事では、退職代行の失敗例を業者の実名ありで公開しています。
またカンタンに実践できて、退職代行で失敗しない方法も解説しますので、ぜひ参考にしてください。
退職代行の失敗14選
さっそく、退職代行の失敗例を紹介します。
1:退職が無効になる
実は退職代行で退職が無効になるケースがあります。
無効になる原因は、民間業者が「退職の通知」の範囲を超えて「交渉」してしまうからです。
「退職の通知」とは、あなたが退職したいという意思を伝えることです。
つまり、本人の意思を伝える以外の行為は、「交渉」にあたります。
弁護士か労働組合でなければ、退職の交渉はできません。万が一、民間業者が交渉をしてしまうと、違法行為となり退職が無効になります。
「そしたら退職代行って違法じゃん!」と思った方も安心してください。
違法になるのはあくまで民間業者のみで、弁護士と労働組合の退職代行は違法になりません。
退職代行の種類についてはこちらの記事を参考にしてください。
2:損害賠償請求をされる
はっきり言って、損害賠償請求をされるケースはレアです。
以下のような場合です。
- 在職中に事故等を起こしている
- 在職中に賠償が必要な損害を会社に与えている
- 欠勤することで会社に損害を与える特殊な職種
もし在職中に運転の事故などを起こし、もともと会社に損害賠償が必要な場合には、損害賠償請求される可能性があります。
また、役員などの職階や、特殊な職種の場合には、稀に損害賠償請求されることがあります。
つまり、そもそも在職中に賠償が必要だった人か、よほどの重役でない限り損害賠償請求される心配はいりません。
単に退職代行を使ったことが原因で、損害賠償請求されることはないので、安心してください。
3:懲戒解雇にされる
懲戒解雇に必要な理由は、以下です。
窃盗や横領、傷害など、刑法犯に該当する行為があった場合。
賭博などによって職場規律や風紀を乱し他の労働者に悪影響を及ぼす場合。
当該業務に必要となる資格や免許を有していないなどの経歴詐称。
正当な理由なく2週間以上の無断欠勤して出勤の督促にも応じない場合。
遅刻や中退が著しく、再三の注意や処分によっても改善されない場合。
他の事業所へ転職をし、労務を行なえない場合。
引用:労働トラブル解決センター
2週間前に通知すれば、誰でも退職できるので、無断欠勤が理由で懲戒解雇にはなりません。
退職を申入れてから2週間すれば、使用者の承諾がなくとも、会社を辞めることができます
引用:厚生労働省資料
そのため、退職代行が原因で懲戒解雇になることはありえません。
つまり、そもそも在職中に十分な理由がある場合のみ、退職代行で懲戒解雇になるのです。
4:書類を送ってくれない
退職代行を使われたことを不快に感じる会社が、嫌がらせとして書類を送ってくれないケースがあります。
書類の一例は以下です。
- 源泉徴収票
- 退職証明書
- 離職票
- 健康保険証資格喪失証明書
もちろん、退職代行を使ったことを理由に、会社が書類を送らないのは違法です。
しかし書類をもらうには、あなたから会社に請求しないといけません。
なので書類の請求に関わるトラブルもたくさん発生しています。
事前に退職代行業者に対して、書類の請求も行うように伝えるは必須です。
書類でトラブルにならない方法は後述していますので、参考にしてください。
5:退職代行業者と連絡が取れなくなる
最近では利用者の拡大から、退職代行業者が乱立しています。
しかし、なかには悪質な代行業者も多いです。
悪質な退職代行業者は、料金を振込した途端に、連絡が取れなくなります。
もちろん詐欺業者でなければ、心配はいりません。
悪質な詐欺業者の特徴は以下です。
- 異常に安い
- 口コミがない
- 運営情報がない
- すぐに入金させてくる
- 相談時の対応が悪い
悪質業者について詳しくは、以下の記事を参考にしてください。
6:会社が退職代行を無視する
退職代行の連絡を無視して、受け入れない会社もあります。
退職代行を無視して、あなた本人に鬼電や家凸をするケースも多いです。
たとえ会社が無視しても、退職の意思を伝えていることに変わりありません。
そのため、慌てず退職代行に対応を任せれば大丈夫です。
無視されても退職はできるので、安心してください。
7:予想以上の料金を請求された
退職代行の料金は、業者によって異なります。
- 追加費用が一切なし
- プランが分かれている
- 追加費用は成功報酬
- オプションで追加費用あり
業者ごとに料金を確認しておかないと、「思ったよりも高い」なんて事態になります。
8:即日対応してくれなかった
「もう明日は行きたくないから依頼したのに」なんてケースがあります。
退職代行のホームページには、「即日退職可能」なんて書いてありますが、依頼した時間によって異なります。
申込み時には、いつ退職できるのか確認が必要です。
9:アフターフォローがない
退職代行業者の中には、「退職成功=サービス完了」のような業者もあります。
アフターフォローがないと、書類や手続きのやり取りを自分でしなくてはいけません。
事前にアフターフォローの範囲を確認しておくのは、必須です。
10:両親に連絡が来てしまう
本人から連絡が来ないことを理由に、親に電話をする会社もあります。
退職代行業者も会社に対して、「第三者に連絡」をしないよう忠告してくれます。
しかし連絡を物理的に阻止できないので、悪下な会社の場合には「親への電話」なんて嫌がらせをするようです。
筆者も「親にバレる」ことが心配でした。
実際に行った対策も解説していますので、ぜひ参考にしてください。
11:会社から鬼電がくる
会社はなんとか本人と連絡をしようと、あなたに電話してくる可能性があります。
退職代行の連絡後に、上司や会社から鬼電がくるケースが多いです。
しかし、退職代行も電話をしないように物理的な阻止ができないので、どうしても避けられません。
ただ、会社からの電話は無視してOKです。
退職代行に「会社から連絡が来た」と伝え、対応は任せましょう。
詳細な対応について知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
12:上司が家に来てしまう
電話と同じように、なんとかあなたと連絡を取ろうと、家に来るケースもあります。
しかし、あなたが対応する必要はありません。
居留守を使いましょう。
どうしてもしつこい場合には、「帰ってください」と一言伝えてください。
それでも帰らなければ、警察へ通報してしまってOKです。
13:給与が支払われない
退職代行を使われた嫌がらせに、それまでの給与を払わない会社もあります。
もちろん給与を払わないのは違法です。
退職代行のアフターフォローを使って請求するか、書面で請求するなどしましょう。
会社が応じてくれなのなら、労働基準監督署に相談してください。
詳しくは、以下の記事を参考にしてください。
>>「労働問題弁護士ナビ」労働基準監督署を活用し給料未払いの相談・申告する際の基礎知識
業者実名で失敗の口コミを公開
次に、退職代行で失敗した口コミを、業者の実名ありで公開します。
SARABAの失敗
- 上司からの電話がうるさかった
- 退職後は放置される
会社や上司の電話は、どの退職代行を選んでも、防ぐことは不可能です。
なぜなら、忠告はできても物理的な阻止はできないからです。
また退職後は、本人からの連絡がなければ、特に連絡はありません。
上記の口コミでは、あまり大きな不満とは言えなさそうです。
とはいえ、退職後に放置気味なのは、不安になる人もお多いので冷たい対応と言えますね。
ニコイチの失敗
- アフターフォローがない
- 自分で会社に電話するハメになった
- 何も対応してくれなかった
- 対応が悪い
自分で電話しなければいけないのは、大きな失敗でしょう。
ニコイチの場合は、対応が悪い口コミが非常に多かったです。
辞めるんですの失敗
- 一度連絡をしてくれるだけ
- 有給などの確認をしていない
一度連絡をしただけで、「全部そちらで対応してください」は、退職代行の意味がありません。
最悪の失敗と言えます。
有給の確認については、依頼した本人に悪い影響はないので、許容できるでしょう。
退職代行Jobsの失敗
- LINEの対応が最悪
- 自分で電話するハメになる
- 暴言を吐かれる
退職代行Jobsは、非常に失敗の口コミが多かったです。
公式ラインで、相談者に対して暴言を吐いているので、まともな業者とは言えません。
明らかに退職代行Jobs側が悪い口コミなので、利用は避けたほうがいいでしょう。
失敗しない5つの方法
退職代行で失敗しない5つの方法は以下です。
- サービスの内容を確認する
- 追加費用があるか確認する
- 口コミや評判をチェックする
- 無料相談の対応を見る
- 労働組合か弁護士を選ぶ
サービスの内容を確認する
退職代行は業者によって、サービスの範囲が異なります。
申し込み前に、以下のような確認をしておきましょう。
- 有給の消化は可能か
- 書類の請求はしてくれるか
- 会社から連絡が来たときに代わりに連絡を取ってくれるか
- 退職の連絡以外にもこちらの希望を伝えてくれるか
- 即日対応してくれるか
- 対応できない時間帯はあるか
他にもあなたの希望や心配なことがあれば、聞いてください。
申し込み前に確認できれば、失敗する退職代行業者を回避できます。
追加費用があるか確認する
必ず追加費用があるか確認しましょう。
追加費用があることを知らせてくれない業者もあります。
申込み前に、総費用を確認してください。
最初から、追加費用がない退職代行を選ぶのもいでしょう。
口コミや評判をチェックする
退職代行の良し悪しの判断に、口コミは役に立ちます。
しかし、ホームページやネット記事を信用しすぎてはいけません。
ネット記事は、成約の報酬目的で書かれているので、良いことばかり載っています。
以下のような口コミを参考にしてください。
- TwitterなどのSNS
- 2chなどの掲示板
- Youtubeの体験談
ちなみにこのサイトでは、リアルな口コミを掲載しているので、ぜひ参考にしてください。
無料相談の対応を確認する
ほとんどの退職代行では、LINEやメールで無料相談ができます。
この無料相談を徹底的に活用しましょう。
- 返信が遅い
- 質問に答えてくれない
- やたら入金を急かされる
上記のような対応の場合には、別の退職代行に依頼しましょう。
あなたの疑問や質問に、無料相談で丁寧な対応をしてくれる退職代行を選んでください。
労働組合か弁護士を選ぶ
退職代行で失敗する人の多くが、民間業者を選んでいます。
理由は簡単で、民間業者は会社と交渉できないからです。
交渉できないと起こる失敗は以下です。
- アフターフォローなし
- 有給消化できない
- 自分で電話するハメになる
「どれが労働組合と弁護士の退職代行か分からない」って方は、こちらの記事を参考にしてください。
一目で分かるとともに、おすすめの退職代行が一発でわかります。
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