- 明日から仕事を辞めたい
- もう会社に行きたくない
- 会社に行かずに辞める方法を知りたい
こんなお悩みにお答えします。
- 出社せずに退職ができる理由
- 出社しないで退職する3つの方法
- 出社しないで退職した筆者の体験談
会社に行くのが辛い人は、出社せずに退職したいですよね。
なぜなら退職を切り出すのは、精神的に大きなストレスがかかるためです。
実は私も出社せずに退職をしました。
この記事では、出社せずに退職する方法を解説しますので、ぜひ参考にしてください。
出社せずに退職はできる

結論、出社せずに退職は可能です。
出社せずに退職する際、不安になる点を解説します。
給料はどうなる?
労働基準法11条では、以下のように定められています。
この法律で賃金とは、賃金、給料、手当、賞与その他名称の如何を問わず、労働の対償として使用者が労働者に支払うすべてのものをいう。
引用:e-Gov法令検索
あなたが退職したとしても、会社側は退職前に働いた分の給料は支払う義務があるのです。
つまり「給料がもらえない」なんて心配は不要です。
会社から訴えられない?
会社から訴えられる可能性は、非常に低いです。
訴えるにしても、莫大な手間がかかるためです。
仮に訴えられるとしたら、下記のケースが考えられます。
- 在職中に会社に訴えられるほど大きな損害を与えた
- バックレることで、大きな損害がでた
ほとんどの人にとって、上記のようなケースには該当しないはずです。
そもそもバックレなければ、訴えらる可能性は極めて低いでしょう。
懲戒解雇にならないの?
懲戒解雇になることはありません。
会社が従業員を懲戒解雇にできるケースは、非常に限られれています。
あなたが出社せずに退職しようとしても、会社はそれを理由に懲戒解雇にはできません。
関連する懲戒解雇の正当な理由は、以下です。
・正当な理由なく2週間以上の無断欠勤して出勤の督促にも応じない場合。
引用:労働トラブル解決センター
そのため、あなたが懲戒解雇になる心配はありません。
有給や退職金ももらえる
あなたが出社しないで退職しても、有給の取得は可能です。
通常の退職と同様に退職金ももらえるので、安心してください。
出社せずに退職する3つの方法

実際に出社しないで辞める、3つの方法を解説します。
電話で退職を伝える
出社しなくても、電話によって退職の意思を伝えることができます。
電話で退職を伝える際のポイントは以下です。
- 直属の上司に伝える
- 退職は決定事項として伝える
- 会話内容は録音しておく
あなたの直属の上司に退職を伝えるようにしましょう。
あなたが「〇〇課」であれば、課長が直属の上司にあたるでしょう。
また、「○月×日に辞めます」と言い切ることが大切です。
そして会話はトラブルの際の証拠になるので、必ず録音しておきましょう。
内容証明郵便を使う
郵送で必要な書類を送ることで、退職することも可能です。
郵送で送るべき書類は、2つです。
- 退職届
- 添え状
添え状とは、挨拶の役割があるもので、送付者や日時・連絡先などを記入するものです。
また送る際には、必ず内容証明郵便を使いましょう。
内容証明郵便とは、あなたが書類を送った事実を証明できる方法です。
退職代行を使う
1番手間や余計な心配がいらない方法が、退職代行です。
退職代行とは、あなたの代わりに退職をさせてくれるサービスです。
相談と申し込みさえすれば、あとは退職代行業者が連絡や交渉をしてくれるので、非常に負担が減ります。
唯一デメリットなのが、料金がかかることです。
退職代行では2万円台のものが多いので、3万円弱は必要です。
おすすめの退職代行もまとめていますので、気になる方は参考にしてください。
出社せずに辞めた体験談
筆者も出社しないで会社を辞めたので、実体験をお伝えします。
退職代行を使った
筆者は仕事がどうしても辛かったため、退職代行を使いました。
下の写真は、実際に退職代行から会社に送ってもらった退職の通知です。

退職代行だとスムーズに退職できた
退職代行に電話してもらうと、スムーズに退職できました。
以下の写真が、退職代行から送られてきたラインのメッセージです。

退職代行からの退職通知であれば、不要なトラブルを避けて退職ができます。
労働組合の退職代行がおすすめ
筆者はチキンだったため、弁護士の退職代行を利用しました。
しかし後になってわかったのですが、労働組合のほうが同様のサービスで料金が安かったのです。
退職できたのでいいのですが、若干損した気分にはなりました。
みなさんは失敗しないように、ちゃんと調べた上で退職代行に依頼することをおすすめします。
退職代行の選び方と、労働組合の退職代行を比較した記事は以下に載せておきますので、参考にしてください。
退職代行を使えばすぐに辞めることができる
ではまず退職代行について説明します。
退職代行とは?
退職代行とは、あなたの代わりに退職の意思を伝えてくれるサービスです。
あなたは退職代行業者とやりとりをすればいいので、会社の上司と連絡を取る必要はありません。
また有給休暇の取得や残業代の申請など、直接話しがしづらいことまで代わりに交渉してくれます。
なぜ退職代行だとすぐに辞められるのか
そもそも法律的には、退職日の2週間前に退職の意思表示をすれば退職できることになっています。
なので退職したいことを伝えてから2週間で退職できるはずなのです。
しかし実際には、上司に話しを聞いてもらえなかったり、「もう少しだけ」と退職日が延びるケースがほとんどです。
もし有給休暇が残っていれば、その日数分を消化することで出社せずに退職することができます。
また有給休暇が残っていない場合でも、正当な理由を申し出た上で欠勤扱いとなることで出社せずに退職が可能になるのです。
有給がない場合はこちらの記事をご覧ください。
退職代行のメリット
退職代行には、すぐに辞めることができる以外にも多くのメリットがあります。
- 残業代の申請や有給休暇の取得ができる
- 会社と直接やりとりをしなくて済む
- 100%退職できる
- 手続きがスムーズ
残業代の申請や有給休暇の取得できる
本来は残業代や有給休暇は、労働者の権利なので当然取得できます。
しかし上司に申し出ても何かと理由をつけて断られたり、そもそも申し出ることのできない雰囲気であることが多いです。
弁護士か労働組合の退職代行であれば、残業代や有給の申請が可能です。
そのため会社も断ることができないため確実に残業代や有給休暇の取得が可能です。
ちなみに私が退職代行を使った理由の一つは、退職した先輩が有給休暇を取得できていなかったためです。
会社と直接やりとりをしなくて済む
退職を伝えるのは、誰でも気まずいし勇気がいります。
また上司の圧に負けて退職できなかったなんてこともあるのです。
しかし退職代行を使えば、このやりとりを全てやってくれます。
100%退職できる
そもそも自分で退職を伝えても100%退職できるものですが、なかなかそうなっていないのが現実です。
会社としても当然辞めずに残って欲しいので、あることないこと様々な言葉で退職を阻止しようとしてきます。
しかしながら退職代行を使うことで、互いの感情的なやりとりがなくなり、極めて事務的に退職することができます。
手続きがスムーズ
退職代行業者は手続きについては慣れています。
そのため必要な書類や、請求する書類なども交渉が可能です。
例えば退職後、失業手当の申請に必要になる「離職票」なんかは、こちらから会社に申請しないと貰えないケースが多いです。
しかし退職代行業者が申請してくれますから、必要書類のもらい忘れも発生しにくくなります。
退職代行のデメリット
退職代行は使うメリットが多いですが、デメリットもありますのでお伝えしておきます。
- 費用が約3〜5万円かかる
- 悪質な業者もいる
それぞれ注意点を説明していきます。
費用が約3〜5万円かかる
退職代行の相場は大体3〜5万円ほどです。
自分でやれば無料で済むことなので、当然高い費用になります。
しかし仮に自分で退職を申し出て、有給休暇が消化できないのであればその分の給料はもらえなくなります。
コスパの良い退職代行についてはこちらの記事を参考にしてください。
悪質な業者もいる
退職代行が広く使われるようになり、多くの業者が出てきました。
しかし中には悪質な業者がいます。
- 結局自分で退職を伝えることになってしまった
- 返信が遅くて対応が悪い
- 上司が直接家に来てしまった
なんてケースもあり得ます。
なのでちゃんとした業者を選ぶことが大切です。
悪質な業者の特徴としては
- 費用が相場より安すぎる
- 労働組合所属でも弁護士でもない
- クチコミが少ない
このようなものが挙げられますので十分に注意してください。
悪質な退職代行に関してはこちらの記事を参考にしてください。
すぐに辞めるなら退職代行がおすすめ
通常ですと退職には最短でも2週間かかるものとされています。
しかし退職代行を使えば、有給休暇や欠勤と合わせてすぐに辞めることができます。
もし「どうしても辛い」「もう限界」なんてことであれば迷わず退職代行を使ってください。
会社はいくらでもありますが、あなたの身体は一つしかありません。
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